ヘアケアQ&A

ヘアケアQ&A

Q.カットはダメージにつながる?

カットはダメージにつながる?

 

髪を切ると毛先に断面が生まれます。キューティクルに包まれている髪の表面と違って、切った断面はむきだしの状態。ここから髪のタンパク質が流れ出てしまい、ダメージの原因になってしまうのです。髪の切り口がどんな形か、目で見ることはできませんが、カットの方法でさまざまな断面が生まれます。

ネギやニンジンなど野菜を切るときも、斜めに切るのと、垂直に切るのでは、切り口の面積が違っているのと同じです。ボリュームや質感を調節するために毛先を削ぐとどうしても切った断面の面積が広くなりがちです。カットの後はもちろん、希望のスタイルになった後の毛先はとってもデリケート。トリートメントなどでやさしく丁寧にケアしましょう。

Q.濡れている状態で髪を切るのはなぜ?

濡れている状態で髪を切るのはなぜ?

ウェット(濡れている状態)の髪は水素結合が切られるため、ドライに比べて髪がやわらかくなっています。その分、少ない力で切れるので、髪の負担を減らしてあげることができます。でも、ウェットだと髪のくせがのびてしまい、仕上がりの状態がわかりずらいですよね?
髪をカットしたあとにブローして、もう一度はさみを入れるのはこのためです。

Q.髪はどうしてダメージを受けるの?

髪はどうしてダメージを受けるの?

 

髪のダメージはキューティクルの損傷からはじまります。
ブラッシングやカラーなどでキューティクルがはがれ、栄養分が流れ出し、内側の傷みへとすすみます。パーマやカラーに含まれるアルカリという成分は、タンパク質の結びつきを分解してしまいます。その結果、内部のタンパク質が失われ、髪の保湿性がなくなり、放っておくとダメージにつながります。
ダメージの種類を整理すると、いろいろな原因があることがわかります。毎日のシャンプーやブラッシング。髪を乾かすときのドライヤーの熱やブローの仕方といった、日常のシーン。紫外線、プールなど季節毎のレジャー。美容室でのカラーやパーマなど。外側のキューティクルが傷んででも、内側の間充物質が傷んでも、髪のダメージを受けてしまうことに。内側からもトータルにケアすることが大切です。

Q.シャンプー後、濡れたままでいては駄目ですか?

シャンプー後、濡れたままでいては駄目ですか?

シャンプー後の濡れた地肌は雑菌が繁殖しやすい状態です。そのため、地肌からドライしていくことが必要なのですが、濡れた髪はそのままにしておくと毛先から乾いてしまい、コンディションの悪化を招きます。
また、髪が濡れたまま寝てしまうと枕などに擦れてキューティクルがはがれてしまうため、就寝前にシャンプーした時は、必ずドライしましょう。

Q.リンスとコンディショナー・トリートメントの違いは何ですか?

リンスは基本的に酸性なので、開いてしまったキューティクルを収れんして、手触りを良くする効果があります。それに対し、コンディショナーやトリートメントは、油分や髪のタンパク質成分が含まれ髪の内部に栄養を補う効果があります。栄養を補った後には、リンスと同様にキューティクルを収れんする効果があります。

Q.ホームカラーで髪を傷めるのは、何が原因?

ホームカラーで髪を傷めるのは、何が原因?

ホームカラーは、お客様が自分自身で塗布します。そのため、オーバータイムになったり既に傷んでいる髪を繰り返して染めたりすることが、ダメージとなる大きな原因です。
それに比べてサロンカラーは、薬剤の使い方や塗布のテクニックによって、ダメージを極力減らして染めることが可能ですし、さまざまなデザイン提案もできます。

Q.白髪はどうして生えるの?

白髪はどうして生えるの?

髪が成長する過程で、メラノサイトによってつくられたメラニン色素が毛母細胞に取り込まれ、色素が定着して髪の色は決まります。メラニン色素はブリーチをすると黒→茶→橙→黄→白の順番に変化していきます。つまり白髪は、メラニン色素をほとんど持たない状態のことを指します。
白髪の生える原因としては、このメラノサイトの機能低下や老化などによって起こるといわれています。しかし、なぜメラノサイトの機能が衰えるのか、解明されていません。また栄養不足やストレスも考えられますが、この原因もわかっていません。

 

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